Wi-Fiが突然繋がらなくなりました。
新たにMACアドレスを追加したり、多少ルータの設定をいじったりしましたが、
特に繋がらなくなるようなことはしていないつもりです。
現象としては、
同じLAN環境下にある有線パソコンは繋がっている。
SSIDは取得できているが、IPアドレスは取得していない。
複数の無線端末、アンドロイド、ウィンドウズがまとめて繋がらない。
モバイルルータなど別の無線では繋がるので、端末の故障ではない。
色々と試行錯誤していると、不意に繋がったりする。
ルーター周りのほこりを取ろうとして、少し動かしたところ、
アンドロイドの通知アイコンが「ポーン♪」となったりする。
無線ルータのメーカーに問い合わせたところ、物理的に断線していたりすると
無線部分だけが繋がらない可能性もあるということですが、どうも腑に落ちない。
何度もアンドロイドの設定画面を見ているうちに、ふと気づいたことがあります。
どうも見慣れないSSIDがあるではないか。
例えば集合住宅などでは、各家庭に無線ルーターが設置されている訳で、
近くの無線親機のSSIDは見える状態にあります。
また電子レンジを使っているときにWi-Fiが繋がらなくなる現象があります。
これらから、一つ失念していた現象を思い出しました。干渉です。
当方も御多分に洩れず2.4GHz帯のIEEE802.11n/g/b規格を使用しているわけで、
干渉のリスクを最大限に受けている状況。
5GHz帯に変えたいと思っていても、無線子機が対応しているものが少なく、
仕方なく使っています。
取り急ぎ、ルーター設定から、チャネルを「自動(1チャネル)」から11チャネルに変更してみます。
アンドロイドの通知アイコンが「ポーン♪」となった。
どうやら干渉の可能性が高い。
とりあえず繋がった状態で、アンドロイドアプリのWifi Analyzerをインストールして確認してみたところ、
チャネル1付近に、かなりの数のSSIDが見えています。
チャネル6と11付近は、自分のところを入れてもさほど混雑はしていないように見えます。
とりあえず今のところ数時間は、無線も安定している様子。
ちなみに、チャンネルが5飛びになっているのは、例えば
チャンネル1は2401MHz~2423MHz(中心周波数2412MHz)
チャンネル2は2406MHz~2428MHz(中心周波数2417MHz)
と5MHzずつ離れており、隣り合うチャンネルとは干渉しあっていることがわかります。
チャンネル6になると2426MHz~2448MHz(中心周波数2437MHz)
でチャンネル1とは完全に独立していることになります。
同じ仕組みで、チャンネル6と5つ離れたチャンネル11もまた、独立していることになります。
そういった意味で、2.4GHz帯のチャンネルは、5トビで設定するのが望ましいと言えます。
2.4GHz帯の一番端に14チャンネルが少し離れたところにあります。
これは11から5トビになってはいませんが、
干渉しない周波数になるので、使用することが可能です。
当方のルーターは設定することが出来ませんでしたが。
また5GHz帯は隣接チャンネルが干渉しないので、隣接したチャンネルを割り当てても問題ありません。
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